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30歳になる前に、 金融・決済の最前線で濃密な経験と大きな成長を。

石川 裕太 2019年
マネジャー

学習院大学文学部を2015年に卒業後、大手カード会社にて法人向けの総合営業を担当していた石川裕太。さらなる成長環境を求めて、なぜインフキュリオン コンサルティング(ICC )を選んだのか。30歳を前にしてマネジャーに昇格した彼の仕事やキャリアに対する想いを聞きました。

少し苦労してでも、若いうちに成長できる環境に身を置きたいと思った。

どのような想いを持って、前職からの転職を考えたのですか?

私は、新卒で大手カード会社に入社し、法人カードの発行や決済環境の構築などを行う法人営業を行っていました。すごく良い会社でしたし、そのまま働いていても成長できたと思います。しかし、4年ほど在籍した頃に、このまま1社でずっとカードの仕事をするよりは若いうちからもっと裁量を持って様々なことに挑戦したいという思いが芽生えました。少し苦労してでも様々な経験を積んで、将来の選択肢を増やしておかなければならないのではないか、という危機感もありました。もともと決済・金融分野が好きだったので業界を離れるつもりはなく、ベンダーや事業会社も含めて検討しましたが、業態や企業規模によらず、任される仕事や手掛けられる範囲が広そうな会社を探しました。

ICC入社の決め手になったポイントはなんですか?
インフキュリオングループ全体のValueに「Infinite Curiosity」とある通り、ICCが最も好奇心を大事にしてくれると感じたのが決め手です。私は仕事において、知的好奇心を満たせる環境にいる時が、自分が最もポジティブでいられます。当時はFintechというイノベーションが盛り上がりを見せ始めた時期でしたし、私も決済・金融領域でどんどん新しいことを知りたいと渇望していました。ICCは、グループ代表の丸山がFintech協会の代表理事を務めるなど(現在はエグゼクティブ・アドバイザー)、そうした変化の最前線で知的好奇心を満たせる会社だと感じました。
また、Missionとして「事業をつくる」ということを掲げており、自分も事業をつくる側に回って、事業創造に関する経験をしてみたいと思ったことも入社理由のひとつです。

新規事業開発プロジェクトに長期的に伴走。

ICC入社後はどのようなプロジェクトに関わってきましたか?

ICC入社後は、銀行のデビットカード事業の検討や小売業の新アプリ検討など様々な業務を経験していますが、中でも多いのは新規決済サービスの企画や実行支援です。例えば、ある金融機関が新しい決済サービスを始めるにあたって、それを具体的にどう事業化していくか戦略を立て、商品性の企画・提案や要件定義などを行い、リリース後のエンハンスまでを伴走しています。新規事業の立ち上げに一気通貫で関わるというのはICCの特徴ですが、その中でも私は長期的にプロジェクトに携わることが多い方だと思います。足掛け2年ほど支援しているお客様では、既存事業にウォレットサービスを組み合わせることで新たなデータを収集し、そこから新しい事業を構想する、そんな取り組みを進めています。また別の案件では、独立行政法人が全国展開するB to Cサービスにウォレット機能を組み込むことで収益性の改善を目指しています。お客様と事業を共創し、課題解決を目指す仕事が多いです。お客様からは、DXやキャッシュレス化のプロとして、決済・金融領域でのノウハウを基にした新規事業の構築を期待されていると感じます。

ICCでは、前職までのキャリアやスキルをどのように活かしていますか?

前職で営業をやっていて感じたのは、ただ単にプロダクトやサービスの説明が出来れば良いのではなく、お客様の課題に対してどのような効果が期待できるかまでを解き明かして説明しないと、成約しないということです。そういう意味では、前職の法人営業にもコンサルティング的な視点やアプローチは求められていたと思いますし、今の仕事のスキルとして活かせていることは多々あると思います。
そのお客様の課題に対して具体的なプロダクトやサービスを売るのが営業で、自分たち自身を売って、その解決手段を一緒に考えていくというのがコンサルタントというイメージでしょうか。特にマネジャー以上になると、プロジェクトの次のフェーズの契約まで視野に入れて動くという意味でも営業活動に共通する部分はあるのではないかと思います。

マネジャーとして担っている役割とは?

大きく2つあります。一つは、プロジェクトのデリバリー。プロジェクトのリーダーとして、プロジェクト全体の方向性を定めながら、お客様との合意形成や契約手続き、金銭面やスコープの調整など、進行に関わるほとんどの裁量を持って、進めています。もっとも、ただ単にプロジェクトを動かすだけでなく、お客様と強いリレーションシップを構築すること、メンバーに自分が学んできたことやクライアントの視点を持ってアドバイスしながらチームの価値を高めていくこと、も合わせて求められています。
もう一つは、ICC内での組織づくりです。マネジャー陣が複数のチームに分かれて社内の課題について検討し、制度のアップデートや新たな取り組みを行っています。なかでも私が特に力を入れたいと思っているのが人材の育成です。専門領域のコンサルタントとして決済・金融領域の知見を磨いていくことも重要ですし、それと同時に、当社には幅広い業界から様々なスペシャリストがどんどん入社してきているので、そういったメンバーのナレッジを共有できるような勉強会を企画したりしています。

金融・決済領域の最前線で、知的好奇心を刺激し続ける。

どんなところにICCの仕事の面白さを感じていますか?

手前味噌になってしまいますが、熱量もあって優秀なメンバーが多く、年齢に関係なく、誰と話していても学ぶところがあると感じます。そういったメンバーと切磋琢磨しながら一緒に仕事が出来ることはモチベーションにもなりますし、とても楽しいですね。専門知識が豊富で情報感度の高いメンバーも多く、社内での情報共有も盛んに行われています。インフキュリオングループは「Xard」などの自社プロダクトも持っているので、それを成長させていく面白さもありますし、自社事業を通じた生きた知見も蓄積されています。常に金融・決済の最前線にいると実感できる環境は、私にとって非常にエキサイティングだと感じています。

そしてもう一つは、経験できる業務の幅広さです。決済、金融と言うとすごく限定された領域という印象があるかもしれませんが、どんな業界でも「支払う」という行為は発生します。何年か前に「すべての企業はFintech企業になる」という言葉もあったように、あらゆるビジネスに決済機能を埋め込んでいく「Embeded Finance」の流れは止まらないでしょう。実際、当社にも金融機関に限らず、多様な業種・業態のお客様から相談が来ており、決済・金融から広がる幅広さや可能性を強く感じています。
石川(文中)

自分の成長だけでなく、チームを育てていけるマネジャーへ。

ICCには、どのような成長環境があると感じていますか?

お客様の新規事業の立ち上げに少人数で関わるケースが多いので、若手であっても与えられる裁量は非常に大きいです。前職では丁寧な研修制度があり、仕事も分業化されて効率的ではありましたが、自分が経験できる範囲がどうしても狭くなってしまうと感じていました。ICCでは、自分から動かなければならないという大変さはありますが、同じ時間を過ごしていても密度の濃い時間を過ごせていると感じます。
ICCでは入社後は知識面の教育機会は丁寧で手厚いですが、それだけでなく仕事に取り組む姿勢面を上長から学ぶ機会が多かったと思います。入社して初めてアサインされたプロジェクトでは、上長が現社長の高木でしたが、お客様との会議の後で「ICCのコンサルタントは入社したばかりのコンサルタントでもお客様に自由に発言していいんだよ」と言われたことがありました。「共に創るメンバーなんだから価値を出そう」という意味だと理解し、それは今でも心がけていることの一つです。
最初は何も分からず、自分なりに考えて動くことに苦労しましたが、失敗を恐れずにがむしゃらに取り組む中で、ふと出来ることが増えていることに気づきました。結果的にマネジャーにも昇格でき、30歳になる前にとても大きな経験ができていると実感しています。

入社後のキャリアステップや、今後のキャリアイメージについて教えてください。
ICCの職位には6つのクラスがあり、私は一番下のアソシエイトからのスタートでした。職位ごとに求められるスキルや行動の指針があるので、ひとつ上、ふたつ上のランクの基準を満たせるように、プロジェクトの中で上長のタスクを巻き取っていくようにしていました。結果として、コンサルタント・シニアコンサルタントを経て、マネジャーに昇格することが出来ました。四半期に一度評価のタイミングがあるので、結果が評価に反映されるのも非常に早かったと思います。評価自体もしっかりと時間をかけて、マネジャー以上が全員でディスカッションをしながら行われています。プロジェクトの上長やメンターからのきめ細かいフォローアップもあるので、自分の課題やキャリアについても相談しやすい環境だと思います。

今後は、お客様とのリレーションを強化しながら、より社会へのインパクトが大きい案件を組成できるようなコンサルタントを目指したいと思います。これまでは自分視点で動く部分も多かったと思いますが、これからはチームで大きな仕事を成すことにチャレンジしていきたい。そのためにも、メンバーの育成にも力を入れていきたいと思っています。当然、私自身もまだまだ成長しなければなりませんが、それだけではない成長軸を一緒に追いかけて行けたらいいなと思っています。

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